院長日誌


2017年9月1日 、 4日(リリ―ス療法)

太もも後面(大腿二頭筋)の引き連れ67歳

 常々の歩行は膝歩きで、やや前屈姿勢でした。奥様から主人が老人姿勢で歩くと聞いておりました。

ゴルフで痛めた太ももの治療ですので、ついでに、膝歩きも治療しました。

2回で本人の云う太もの痛みもとれ、膝も伸び老人姿勢が少しましになりました。

長年かかって姿勢が悪いのは2回だけではすぐに戻りませんが、取り合えず本人が痛がって分が楽になって気分が良いようでした。


69歳男性、左腕の痛み、洗顔ができないぐらい腕が屈曲できない。(リリース療法)

平成11月1日

右腕が痛かったので、左腕で仕事をしていたら、逆に左が痛くなり、洗顔が出来ないぐらい痛く、肘を曲げることが出来ない。

痛くて仕事が出来ないとの事、疼痛の部位が上腕付け根から肘、前腕部、前腕をねじる事もできない。

患者様は長年にわたり針治療に来院された方で、針治療で何でも1回で治ると思っている方で、針治療の愛好家です。

何でも針で1回では出来ない部位もあります。

今回は針治療が不向きな部位なので、上腕の付け根、肘、前腕を深層筋肉リリース30分を進めました。

患者様は針治療に来たのに針をしてくれないと大変不満げでしたが、今回は望む1回治療では針では効果が持てないと言い聞かせてリリース療法をしました。

平成11月20日

10日ぶりに今回は左右の仙骨付近から左右の下肢が痛いと電話あり、来院しました。

一応、今回の治療を終えて、前回、針をせず、リリースだけの治療はどうでしたかと聞くと、日に日によくなり

1週間で全快で肘も曲がるし、痛みもなく、顔も洗えるようになりましたと言いました。動作を見せてくれました。

患者様は針が大好きだが、何でも針治療だけでは不向きな部位を有るんですねと言われて納得されました。

リリース療法を取り入れてよかったと思いました。 


94歳の女性の方、右腕付け根から、肩甲骨付近の痛み(リリース療法)

平成29年4月2日

右腕付け根から、肩甲骨付近の痛みと臀部で大変つらいと来院。

針は全然した事が無く、30年近くマッサージを月に1回ほど継続していたとの事。

2年前に海外で左大腿骨頭骨折で2か月以上入院、退院後半年リハビリーに通院されたらしい。

普通、92歳で入院された方は高齢なのでそのまま歩行できない人が多いのですが気丈な方で又,頑強な方の用です。

現在は94歳で現在も体操教室に、週に1回、カラオケにも週に1回通ってるようで見た目も大変元気な方です。

痛みの原因は左の骨折をかばい、右横向きで寝る姿勢が右下になっている方の肩甲骨と上腕付け根臀部に圧迫が有り、痛むのでかと思いリリース療法をしました。

2か月ほどは効果があり、2か月後に同じ痛みで来院、リリースは効果がありますがまだ痛みが取れませんとの事、同じように今回は広範囲でリリース療法です。

また2か月後に来院、まだ痛みが取れないが治療をすれば一応楽になると言われる。

患者様に、毎日、右横向きで寝ている。治療は2か月に1回。2か月持ちますが、寝るのは毎日ですのでなるべく上向きで寝るようにしないと、継続的に痛みが出ますよと言いました。

その後2か月後にまた来院。

その後は来院なしです。(全部で3回治療です)

ご自分で上向きに寝るようにされたのかもしれません。


歩行困難 衝撃法と針

令和6年5月

80歳の男性、昨年の春ごろ誤嚥性肺炎で2か月ほど入院、

予後に歩行困難になり、特に右足が上がりにくい感じで股関節付け根に違和感がある。

右足全体の冷感,臀部がつき刺すような痛みもある

治療は衝撃療法で腸腰筋の硬結や大腿部などと、大腿部後面の治療を行い徐々歩けるようになり(20回ほ)

皮膚の色も肌色になってきて、足全体に温感が出てきました。

今までで33回目の治療。


40歳左肩から上腕痛

上腕痛で整形外科などで神経ブロックなどの注射を数回しても痛みが取れないと奥様からメールが来て来院。

患者様の肩関節周囲の運動制限と痛みあり。

衝撃療法を3回ほど行い、痛みは軽減しましたが来院時にいつも運動制限あり

痛みは無くなったのに何故、運動制限がる有る、と思い就寝時の寝位をよく聞きました。

いつも運動制限のある方を下に寝ているとのことでした。

これは、反対側の腰痛をかばい、左下の横寝が原因と分かり、左の腰の針治療を3回ほどで上向き姿勢を指導しました。

その後1か月後に予後の様子を奥様にお聞きすると就寝時は上向きで寝ているので起床時の痛みや運動制限はないと言ってました。

全部で6回の治療です。